クルマというのは、オーナーを選ぶ時があります。相性が合わない人が乗ると故障が多くなったり、調子が悪くなったり。

 

私が新車販売店の店長だった頃の話です。新車で買ったクルマなのに原因不明の高速道路走行時「エンスト」。それも何度も。サービス本部の技術者が診ても判らず。メーカーの支援を受けても原因不明。結局なんの修理も出来ず、お客様の希望通りにローン残債額で買取となりました。

そのクルマは、別の店舗で中古車として販売しました。まったくエンストは起きてないそうです。

 

そろそろクルマは人工知能で勝手に運転してくれる時代がやってくるのに不思議な話です。

 

いくら時代が進んでも道具というのは、大切に愛情をもって手入れしながら使わなければなりません。私は整備士上がりなので諸先輩方から「道具の大切さ」を叩き込まれました。パワハラなんて言葉すらなかった時代ですから、それはそれは厳しく教えて頂きましたが、今ではとても感謝しております。整備士なんて工具無しでは、大したこともできません。

 

私は神仏を信じない主義ですが、「物には魂が宿る」という事だけは信じております。なので展示車両、および代行落札車両は大切に仕上げております。買ってくれたお客様のカーライフが素敵なものになりますように。友達や家族に見せて羨ましがられるクルマになりますように。このクルマに愛着を持ってもらえますように。とことんキレイに磨くから万が一の時には、お客様の事を守ってくれよ。などと考えながら作業しております。

 

あるお客様に、「何でここのクルマは、いつもキレイなの?」と聞かれ、お応えした話です。

 

 

 

 

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