研究所の休憩室

趣味の時間。
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コロナ禍における過ごし方

コロナが世界的に猛威を振るうようになって何年も経ちますが、一向に終息する気配をみせません。様々な制限を強いられ皆様におかれましても不自由な生活をされていると思います。私も皆様と同様に、出掛けられる場所も限られ真夏でもマスクを付けながら行動しております。さすがにこれだけ長く続くと気分も滅入って参りますし、将来的な不安から節約や節制をし、少しでも貯蓄を増やそうと我慢の多い生活をしております。でも、いい加減そんな生活にも限界が来たのでホンダビートをいじる事にしました。現在まで手を加えた内容は、オールペン(同色)、マフラー交換、車高調取付、アルミホイール(ワタナベ)ぐらいでしたが内装にも手を加えていこうと思います。

シフトノブ

シフトノブ

まず手を加えたのはシフトノブ。見た目のカッコよさもありますが、もともと付いてた純正シフトノブがなんかヌルっとしてたので…。中古だからあんまり気にしても仕方ないのですが大して値段も高くないので買っちゃえーと。交換後シフトブーツが下がってしまいカッコ悪かったので、タイラップでシフトフォークを加工し下がらないようにしました。それと値段も安かった為か、激しくシフトチェンジを繰り返した時に「緩む。」という危険な不具合があったのでネジロックで固めてやりました。

シートカバー

シートカバー

ビートのシートはシマウマ柄です。遊び心だろうとは思いますが、個人的にはカッコ良くないと思ってました。古いからかもしれませんが、生地もガーゼのような触感で薄くて破れそうです。実際ビートを探しているときに、オークションではシートが破れている物がそれなりに多く出品されていました。私のビートも破れていたと見えて運転席のシートバック部分は前オーナー様が交換したようです。そんなことからレザー調シートカバーを入手しました。2シーターなんで安く買えました。もっとお高いのもありますが、私的にはこれで十分。全然雰囲気も変わりますし、もっと早く買えばよかったです。

ステアリング

ステアリング

ステアリングも交換しました。以前もMOMOステが付いていたのですが傷が目立つのと、シフトノブ同様に若干のヌルっと感がありまして。少しクラシカルなプロトタイプをチョイス。見た目は満足なんですが滑る感じがします。革じゃないのかな?と思うくらい。製品ページを検索するとブラックレザーと表記されてるので革なんだろうと思う事にしました。ヌルっと感よりはマシ。安全な運転をしなさいというMOMOからのメッセージかもしれませんし。

フロアマット

フロアマット

順序が逆になりましたがフロアマットも交換しました。ビートのフロアマットはシートと同じくシマウマ柄。これじゃダメだと思いまして。フロアマットも沢山種類があってチェッカーフラッグのようなパターンとか赤や青や黄など色も選べたりしました。私はシンプルにブラックを選びました。汚れが目立たないようにグレーやブラウンにしようかとも考えましたが、掃除する設備も時間もいくらでもあるので気に入った色を選ぼうかと。我慢志向はもう飽きたし。

一応完成です。

一応完成です。

大まかにですが、内装いじりが終わりました。最初と比べれば雰囲気はずいぶん変わりました。大変満足です。これでまたビートに乗るのが楽しみになりました。ネットで検索するともっともっとお金や手間を掛けてカッコ良くビートを乗られる方がいらっしゃいますが、私の場合はこれくらいで十分。人は人。自分は自分です。一つ皆様に考えて頂きたいのは、私が今回交換した物です。シフトノブもシートカバーもステアリングもフロアマットも交換しなくても乗っていく分には全く支障がなかった物です。これを勿体ないと思うか、羨ましいと思うか。今朝の情報番組でコロナ禍のストレス解消法ランキングというものを拝見しました。第一位は「ショッピング」でした。洋服とかコロナのせいで外に出れないのに買ってしまって、着ない服がどんどん溜まって行くとの事でした。私は洋服にさほど興味はございませんが、そのお気持ちは十分理解できます。うるおいってヤツです。節約も大事ですが、生活に支障をきたさない範囲で自分の為にお金を使うのも大切な事かと。人は人。自分は自分です。

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次の計画

ひとまず内装については以上となりますが、今後もやりたいことが出てくるかもしれません。いや必ず出てくるでしょう。これがクルマを趣味にしている私のコロナ禍乗り切り法です。誰にも迷惑を掛けず、自分の欲求を満たす最高の手段です。暇つぶしにも最適。頭も体も使うし。実は次にやろうと思っていることは決まってまして、エンジン関係に手を出そうとしております。と言ってもエンジンを下ろしてとか大掛かりな事ではなく、吸気系と点火系に手を加えようかと。すでに欲しい部品は調べてカートに入ってます。後はお金を貯めてポチるだけ。今回の買い物でポイントも溜まるだろうし。ビートはエンジンを見れるようにするだけでも一苦労なので、やるときはついでに補器ベルトも交換しようと思います。そしてその次はバックカメラでその次はキーレス化。まあのんびりやっていこうと思います。ちなみに今回交換したヌルっとMOMOステは、ガレージの壁でオブジェになりました。

クルマは娯楽の道具として考えた方が楽しい理由
クルマの選び方

クルマの選び方

クルマを選ぶとき重視する項目は各個人によって違うと思いますが、最も多くの方が重視される項目はやっぱり「燃費」かと。ところで2010年にあったエコカー補助金を覚えておいででしょうか。初度登録から13年超のクルマを廃車にして、政府が認める燃費の良い新車を買うと25万円の補助金が国からもらえるというアレです。その当時私は日産系ディーラーの店長をさせて頂いておりました。当時の日産にハイブリッド車は無く、大ヒットしたトヨタの三代目プリウスに大きく差を付けられておりました。リッター30㎞超えのプリウスに対し20㎞も走らないティーダやノートで戦うわけですから苦しかったですよ。ただ価格差が相当ございましたので手段がないわけではありませんでした。プリウスとティーダの購入から廃車に至るまでの計算シートなどを作成して説明してました。ハイブリットであるプリウスを買ってガソリン車であるティーダよりお得になるには年間3万キロくらい(?記憶が定かではありませんが…。)走らないと旨みが出ないと説明してました。それでも多くの人がプリウスを買ってました。価格がどうこうよりハイブリットに乗ってみたいという好奇心が勝るのでしょう。プリウスを購入した方から、ガソリンを入れに行く回数が半分になったとか、ドライブに行ったけど今までより燃料計の減りが全然遅いなど、よく耳にしました。月々のガソリン代が下がることで明るい気分になり外出頻度が上がり、思い出作りの機会が増えるでしょう。そうして結局出費は増えるかもしれませんけど節約だけの生き方もつまらないです。燃費重視がお財布重視に直結するわけではないということですね。

話は変わって1992年。私が日産系ディーラーに勤め始めた頃の話です。改めて書いてみると大昔。それはさておき、当時の日産自動車はS13シルビアや180SX、R32スカイライン、Z32型フェアレディZ、パルサーGTI-R、初代プリメーラなどゴージャスなラインナップを誇っていました。今では結構なお値段になっておりますが、スカイラインジャパンとか130型やZ31型のフェアレディZの2by2、R30スカイライン(と言ってもFJじゃなくてL型エンジンの方)、430セドグロ、B310サニーなどは程度がそこそこ悪ければタダでもらえちゃう時代でした。(写真は私が昔2万円で買ったB110サニー)この頃の私は一番下っ端のメカニックでしたので、お客様も何の警戒もなく新型車のことを聞いて下さいました。「こんど発売されたクルマの事なんだけど…。」という感じで。営業マンに聞くと買って買って攻撃が始まるからでしょう。思い返せば当時はそんなに燃費の事を気にしているお客様はおらず、一番聞かれたのは馬力。ちょっとマニアックなお客様だとトルクの事や足回りはどうなっているのか等を聞かれた事を覚えております。バブル崩壊直後と言われ、ここから不景気が始まったとされる時代でしたが、今よりは世の中の景気も良かったんだろうと思います。節約する必要がなかった時代とでも申しましょうか。リッター10㎞以上走れば「燃費が良いクルマ」でしたからね。未だにこういう考え方をする人も少数ですがいらっしゃいます。運転自体を楽しんでるタイプなのかなと思います。それはそれで良いカーライフです。自分のお金で維持していくのだから他人がとやかく言う事でもないですし。一度味わったら燃費の良いクルマから離れたくなくなる気持ちも分かりますが、リッター30㎞以上走れるクルマでないとただちに生活が苦しくなるという人はそんなに居ません。燃費が悪くても乗りたいクルマがあるならば乗れば良いと思います。

クルマを買えばしばらくの間お付き合いすることになるんですから、燃費にしろ性能にしろスタイルにしろ人に選んでもらうのではなく自分の納得のいくものを選ぶのが良いかと思います。そうしないとすぐに飽きるクルマを掴むことになります。これが一番悪い買い方です。

クルマの楽しみ方

クルマの楽しみ方

一口にクルマを楽しむといっても人それぞれ楽しみ方は違ってくると思います。ドライブを楽しむ人もいれば、アウトドア用品を積んでキャンプに出掛けたり、買い物や観光地へ出掛けたり。ちょっと変わった楽しみ方だと「眺める」という方もいます。これまたディーラー時代の話ですが転勤先で工場長をさせて頂いていた時の話です。スカイラインGT-R(R34)をご所有のお客様がいらっしゃいまして、私どもに車検をご依頼いただいておりました。5年も経っているのにすごくキレイで走行距離は2,000㎞以下だったと思いましたが、ずいぶん昔の事なので記憶が定かではございません。数百キロだったような気もします。もちろん名車と云われるクルマなので乗らないのは勿体ないような気もしますが、とにかく大事にされていることは一目で分かります。どういった方が乗られているのか担当の営業マンに尋ねてみると、とても忙しいお仕事をされている方で(職業は個人情報保護の観点から非公開とします。)収入もかなり高いそうです。室内にクルマをしまえるように造った家で暮らし、スカイラインGT-Rは常に家の中にあるそうです。で、一日の終わりに晩酌をしながら大切にしているスカイラインGT-Rを眺めるのだそうです。私もこういった方は何名か存じ上げております。室内とまでは行かないにしてもガレージで同じような事をして楽しんでる方、いろいろなクルマを何台も新車のような状態で保存されてる方、値上がりを期待して投資目的でクルマを所有される方など。クルマの楽しみ方は本当に人それぞれだとつくづく思います。

私としてはクルマは乗って楽しむのが一番好きです。運転も好きだし出掛けるのも好きだし眺めるのも好きですが、でもやっぱり運転が一番ですね。エンジンのレスポンスとかクルマ自体のコーナーリング性能などを堪能しながら運転する。これです。かと言ってあんまりスピードは出さないです。事故は嫌だし、ガソリン高いし、急いでいるわけでもないですし。写真は私の愛車、BMWミニクーパーS6速マニュアルです。母畑ダムの方へドライブに行きました。ミニ好きの方ならお分かりかと思いますが「ゴーカートフィーリング」の異名を持つ第一世代です。小さなボディに1600㏄のスーパーチャージャー付エンジンなのでもちろん十分速いクルマですが、私が気に入っているのはコーナー性能。ガッチガチの足回りではなく(と言っても普通のクルマより相当固め)適度にしなやかでヘアピンカーブを抜けるのが楽しくなるクルマです。マニュアル車という事もあって連続コーナーでは法定速度内でもエキサイティングなドライブが楽しめます。このクルマは買って良かったと思います。故障が多いことで嫌厭されている第一世代ですが、デザイン的に根強い人気を持つクルマです。実際に乗ってみますと故障はほとんど無いです。ABSセンサーと左のドアミラーが壊れたくらい。あと、純正にさえこだわらなければ部品も割と安いです。修理も思ってたより簡単ですし。そういえば私の場合、壊れたクルマを直すという楽しみ方もありましたね。ちょっと変わった楽しみ方をするのは私も同じでした。

 

クルマの替え方

クルマの替え方

愛車BMWミニクーパーSですが、手放す事となりました。と言っても娘のクルマが必要となり譲り渡す事になっただけなので、家に帰ればそこにあります。娘は免許を取ってから私のミニクーパーSしか運転したことがありません。ペーパードライバーなので慣れたクルマの方が良いだろうと思いまして。

私の趣味が減ってしまうので増車する事にしました。マツダのロードスター(現行)が好きで8割決定しておりましたが、ホンダビートに変更しました。何故ならビートは昔から欲しかったクルマなので。ビートは平成3年から平成5年に生産されていた為、約30年前のクルマです。ロードスターは今も生産され続けてますので後からでも買えます。この先何台のクルマを手に入れられるか分かりませんが、順番的に古い方から手を付けないと、もう買う機会が無くなってしまいます。ビートも値段上がってきてるし。内外装はともかく走行距離が少なめのビートを探しオークションで落札しました。平成4年式で走行距離が65,783㎞、修復歴なしの評価点3.5点。最初、ゆくゆくは販売しようとも思ってました。しかし、エアコン効かない・クラクション鳴らない・スピードメーター動かないという出品票には記載のない不具合がありました。エアコンはガス補充で直りました。今もガンガン効いてます。クラクションは接点を磨いて直りました。音がダサかったので、社外のクラクションに取り替えました。スピードメーターはメーター裏のネジを交換したら治りました。原因はサビによる接触不良。ビートはオープンカーなので湿気に弱いそうです。ネットで調べると沢山情報が出てきます。このビートはメーター交換歴があり現在のオドメーターは8,000㎞くらいです。58,000㎞くらいの時に交換したので合計して65,783㎞という事になります。その時もメーターの交換をしなくてもネジの交換で直ったんじゃないかと思います。メーターは高い部品なので私的にはラッキーでした。修理に掛かった費用はエアコンガスR12×2本とホームセンターから買ってきたサビに強いステンレス製ビス(10本入り)なので数千円でしょうか。その後パワーウィンドウスイッチが壊れました。運転席側のドアガラスが上がらなくなり分解して清掃&接点磨きで直りました。その次は室内灯(ビートの場合運転席足元にあります。)がドアを開けたとき連動して点灯しなくなりました。ドアスイッチを分解&接点磨きしてみたら直りました。この時、ゆくゆく販売しようと思ってた考えを捨てました。これだけチョコチョコ不具合が出ると後々トラブルになるのは必定。その後ナンバー灯が点かなくなりました。直りました。そう。分解&接点磨きです。走行距離が少ないという事もあり、しばらく動かさなかったのではないかと思います。クルマは長い間動かさないとダメになります。研究所では週一でクルマの展示替えを行いますが、理由の一つにこれがあります。

修理代は掛からないにしてもこれだけ頻繁に故障するビートは、お客様におすすめ出来ません。仕方が無いのでこれは私の愛車としてずっと乗ろうと思います。修理も好きだし。そう決めたときマフラーと車高調とアルミホイールをポチってました。仕方なくですよ。仕方なく。後でお金を貯めてエアクリーナーを社外品に交換しようと思います。もー仕方が無いなー。

クルマの改造

クルマの改造

クルマの楽しみ方の一つとして「チューンアップ」があります。パーツを交換したり加工したり自分好みにカスタマイズしていく事です。これは楽しい。ただ私の場合、改造はしても不正改造は致しません。お客様からの依頼でもお断りします。できれば不正改造車でのご来店もお控えください。イメージ悪くなるので。なんでそこまで不正改造を嫌うかと言うと、私は検査員の資格を取得しています。私の場合専門学校には行かず、働きながら自分のお金で講習を受講し、3級整備士→2級整備士→自動車検査員を取得したのでそれなりに苦労しました。今は整備工場に勤めているわけではないので関係ないと言えばその通りですが、私個人のプライドの問題です。たまに不正改造を嫌うあまり、ちょっとの改造も許さない自動車会社があります。私はこういう会社も嫌いです。その改造が不正か不正じゃないかくらい勉強して頂きたい。プロのクルマ屋なんだから。

数年前、自動車製造メーカーによる完成検査不正が相次いで発覚しましたが、私にはとても信じられないニュースでした。検査していない数値を記載するというのがちょっと。検査方法を知っていて検査に必要な機器も揃っているのに、架空の数値を記入して合格させるというのは自身の仕事を馬鹿にした行為です。組織というものは利益追求の為となると、法律を超えた指示を出す時があります。発覚したのは抜き打ち検査でと言ってますが、おそらく内部告発でしょう。検査員の中には会社の指示であっても、嫌々やっていた方がいたのだろうと思います。組織に逆らってでも「不正は嫌だ。」と声を上げる方がいるという、自浄作用が働く企業であれば今後は大丈夫だろうと思っております。

話はカスタマイズに戻りますが、ビートの車高調を有限会社ライブラという会社で製造している「マイルドダンパー」というものにしました。マイルドってくらいだから柔らか目の足回りなのかと。私は数年前に腰を痛めてまして、硬すぎる足回りだと長く乗っていられないものですから。受注生産なので時間が掛かると言われましたが、伝えられていた期限よりも早めに届きました。時間が掛かったのでと、クオカード500円分が同梱されてました。お気遣い有難うございます。時間が空いた時に早速取り付けてみました。もちろん減衰力は一番柔らかくして。ところがこれを通常通り(説明書通り)に組み付けると最低地上高が9cmを下回ることが分かりました。いつ外れてもおかしくない危険な付け方(説明書に「これは危険だから止めてください」と書かれていた取り付け方)をすれば9cmをギリギリ確保できる感じ。製造元に連絡を入れると初めて言われたクレームとの事。画像を送って確認してもらうと、確かに9cmを確保できない事が分かってもらえました。ライブラの担当者と相談して少し長くした部品を造ってもらいました。ライブラ側はこの商品について車検対応とも競技用とも謳ってないのでライブラの責任ではない。でも情報提供には感謝しているので、少し長くした部品を格安の料金で販売すると言われました。それはおかしいんじゃないかな?という気もしましたが、不正改造車に乗るのが嫌なので購入しました。新しく造ってもらった部品は11,000円でした。本当はこういった話は誹謗中傷になるかもしれないし、こういう場所に掲載すべきでは無いような気もしますが、事実だし言われた通りのお金も払ったんだから掲載しても良いかと。現在この部品を検索すると「最低地上高を保てない場合があります。」と説明文が追加されております。という事は改善せず以前のまま販売しているという事なのでしょうか?だとしたら情報提供に感謝したのは何だったんでしょう。それにしてもこのライブラという企業には自浄作用があるのだろうか。まあ、もう取引することもないし関係ないからどうだっていいです。

クルマの価値観

クルマの価値観

クルマを使って楽しむのは何も運転する事だけではありません。コロナ禍で何かと制限されてしまいますが、どこかへ出掛けて美味しいものを食べたり温泉に浸かってみたり素晴らしい景色を見たり途中の会話を楽しんだりと思い出作りだってクルマの楽しみ方だと思います。私だって運転も好きですが、たまには珍しいものを観たりしたいし一泊か二泊して羽を伸ばしたりしたいです。ただ私の場合移動する空間に他人がいる事が苦手でして、バスや電車での移動よりはクルマで行く事を選びます。沖縄へ遊びに行った時も空港からはレンタカーで動きましたし。目的地についてから地元の方と話したり、よそから来た観光客の方と話すのは好きなんですが、移動中はプライベートな空間であって欲しいと思ってます。その方が目的になかったサービスエリアや道の駅など、気軽に寄れるので新たな発見も出来たりします。ご賛同いただける方も多いのではないでしょうか。特に福島県など電車やバスは少ないですし、完全なクルマ社会です。子供のころから家にはクルマがあって、家族で出かけるときは当然のようにクルマでしたから尚更なのだろうと思います。人に慣れていないという訳でもないのですが、クルマの方が落ち着くというか。

そして大人になり自分でクルマを持つようになると、移動している間も楽しもうと考えて装備を追加したり、グレードアップしたり、クルマごと乗り換えたりするようになります。クルマが好きな人と、そうでもない人の差はここにあるかもしれません。目的重視か移動重視か。あるいは両方の場合もあると思いますが、移動中に楽しみたい気持ちが大きい方はクルマ好きになりがちなのでは。私が今まで出会った方の中で印象に残ったのは、夫婦で車中泊をしながら桜前線を追いかけるって言ってた方がいました。すごく楽しそうです。ちなみにクルマは日産プレサージュでした。ご夫婦なら十分な広さです。あとは電気自動車のお客様です。日産リーフが出始めた頃で、航続距離も短く充電スタンドもまだまだ少なかったころにお買い上げ頂きました。奥様のご実家が会津若松という事で、どのルートをどのようにして走るか入念に計画を立てるという、リーフの弱点を逆手にとった楽しみ方をしておられました。奥様の里帰りがゲームになるわけです。今では充電スタンドも沢山あるし、それどころか増えてく一方だし、当時ほどのスリルは味わえないでしょう。つまりこの方は2度と出来ない難しいゲームを、年に数回の奥様の帰省で楽しんでいたという事です。更にこの方の凄いところは、団地住まいで自宅に充電器が作れなかった事です。それでもリーフを選ぶとは、普通なら誰もが避けたい環境ですよね。まさに強者です。

ドライブばかりではなく、通勤や普段の買い物などでもクルマをご使用される方がほとんどかと思います。どうせクルマに乗って移動するなら、移動自体を楽しんで通勤や近所での買い物も楽しくなるように仕上げていくとクルマの価値観は格段に上がると思います。

 

日本中古車研究所を公開します
そろそろコロナ後を…。

 ようこそ、日本中古車研究所へ

「実は前々から一度来てみたかったんですよ。」

初めてお越しになったお客様から、たまに言って頂きます。嬉しいお言葉です。

しかし、まだまだ多くの方は私のお店に入りづらいのではないかと思います。

昔から自動車販売店というのは敷居が高いです。個人の店舗は尚のこと。店の名前も特殊だし。

そこで私とお店を少し紹介させて頂き、もっと気軽に立ち寄れる場所と知ってもらえればと「研究所の休憩室」というコーナーを作ってみました。

商売を抜きにした雑談レベルの話題で進めて行こうと考えております。

いつまで続けるか分かりませんが、ご興味がおありでしたら是非お付き合いください!

ご挨拶がわりに初公開いたします。研究所の司令塔、私のデスクでございます~(^^)

ここでホームページを作成したり、他県の方たちとクルマを売り買いしたり、会計などの事務仕事をこなしたりしてます。ハードな仕事をした時は、ここでグッタリと休憩してます(笑)

 

 

 

ガレージ・その壱

ガレージ・その壱

通りかかっただけでは良く分からないと思いますので、ガレージ内を公開いたします。向かって右側です。

中央の扉はお客様スペースへと繋がっております。壁の一部を窓ガラスにして開放感のある雰囲気を演出。右側の壁には清掃道具を掛けてます。ご通行される皆様の目に触れないよう工夫しました。

天井にはLEDライトを追加設置。(といっても三脚が壊れた投光器をリサイクルした物)ここのスペースは外からの風雨、太陽光などの影響が少ないので、クルマのポリッシャー研磨作業時によく使います。納車前のクルマなど、外にだしたくない場合もここにしまうようにしています。

ガレージ・その弐

ガレージ・その弐

そして反対の左側。こちらは色々あるので目に付く自転車からご説明。

自宅に置いてましたが、外に出しておくとサビるんで部屋の壁に掛けてました。自粛生活中暇だったので部屋のテレビを壁掛けに改造しました。自転車がジャマになりました。そしてこうなりました。ちなみにフォードのエンブレムが付いてます。アメ車ですね。

次にアメ車の下にあるのが夏の相棒「草刈り機」。通販での安物購入だけあって買った時は調子悪かったのですが、キャブ調整して私好みにセッティングしてあります。今では絶好調。冬の相棒「除雪機」も居りますが、またの機会にご紹介しましょう。あとは説明する程の物でもないので気になるようでしたら直接お問合せください(笑)

こちらのスペースは、出入りしやすく風通しも良いし広く使えるので洗車に使用したり、軽い整備(オイル交換やタイヤ交換、ブレーキパットの交換、キャリパーオーバーホール、タイミングベルト交換、ダウンサス交換、マフラー交換、エンジン不調やオイル漏れ修理等。ん?軽くもないですか。)をしたり、車内清掃に使ったりしております。

壁裏.jpg

壁の裏側

展示場の壁裏に造ったスペースです。ここは主に入荷してすぐのクルマを一時的に保管するスペースとなっております。

オークション落札直後のクルマは前のオーナー様が使用したままの状態であることが多いので、あまり人目に付かないようにしてます。それとお客様から依頼された鈑金修理のクルマも人目に晒したくないのでここに保管します。

自粛期間中ヒマだったので、ここにBBQ施設を造ろうかと思いましたが山火事のニュースを見て止めました。それに商売のスペースとプライベートのスペースは、分けておいた方が宜しいかと思いまして。事業主としてキチンと線引きしないといけません。

壁の表側

壁の表側

壁の表側は展示スペースです。ロゴマークと店名はステッカーで製作しております。北向きの壁なのでほぼ日照が無く、ステッカーが劣化する事は多分ありません。

照明はタイマー付きで少し前までは20時で消灯してましたが、世の中では電力が不足していると聞いたので19時30分で消灯することにしました。

展示スペースは水平ではなく少し傾斜させて造りました。クルマを出来るだけカッコ良く見せる事と、展示場で洗車した場合の排水効率を考慮しました。現在では何かとボディーに良くない事が分かったので、展示場での洗車は行っておりません。

当時は色々と考えて、日本中古車研究所を造ったもんです。

店内

店内

店内の様子です。4人掛けのテーブル席が2組。ですがコロナウイルス感染予防対策として各テーブルから1席ずつ外し、お客様と私は一番離れた席に座るようにしています。特に商談の場合は会話数も多くなるので、手前の商談テーブルはパーテーションで仕切りました。

奥のテーブルは予備的に使っていて私は基本的に座りません。テレビを観やすいレイアウトにしてます。たまに修理の依頼もあるので待ち時間をくつろげるようにと。

キッズスペースはありません。持論を言わせてもらうとクルマの商談はお子様も同席した方が良いと考えています。こういった機会に交渉や駆け引きなどに慣れるためです。大人が思う以上に、子供は会話の内容を理解しています。非常に良い社会勉強になると思います。参加しないのは勿体ない事です。幼稚園や学校では教えてくれません。

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