研究結果報告書

研究報告書6・展示車両について

①うちの展示場の秘密

研究所の展示場は、ちょっとだけ傾斜を与えております。更地だったこの土地を見た時にひらめきました。国道4号線に面したこの場所で、最大限に展示車を引き立てるには整地の段階から工夫しなくては!と、私なりに4号線を通る方々が展示車を見たときにカッコよく見える角度を計算して創りました。奥に行くほど高く盛り、道路側へ低くなるよう削り。少しクルマが前傾姿勢になるように。せっかくゼロから創ることができるのに、ただ平らにするのでは面白くありません。あとは塀の裏にクルマを数台隠しておけるようにしました。すぐに手を付けられない商品化前のクルマ・解体処分するクルマ・事故修理で預かっているクルマなど、通る方々に見せたくないクルマを保管するためです。展示場がクルマの晴れ舞台なら、こっちは舞台裏の控室でしょうか。これ中古車店には絶対必要だと思います。

②展示車両の維持管理

展示場とはクルマにとって晴れ舞台だと思ってます。しかしながら屋外ですのでクルマの外敵がたくさんいます。春は花粉や黄砂、梅雨は雨、夏は日差し(紫外線)に台風、秋は落ち葉、冬は雪。自然がもたらすものだけでもこのくらいあります。そのほか上空には鳥も飛べば虫も飛びます。鳥のフンやクモの巣にも気を付けなければなりません。それとここは4号線で交通量が多いので、走行中のクルマから出るブレーキダストなどの鉄粉も厄介。毎日の洗車はクルマにも良くないし体力的にもキツイので、週に一回程度の洗車をしております。その洗車方法にも、私なりに幾多の工夫を凝らしております。話すと長くなりますので、また別の機会にでもお付き合いください。

③常にベストの状態で!

クルマを仕入れて展示するには商品化をしなければなりません。見に来ていただいた方に対する礼儀として、出来る限りベストな状態を保たなければならないと考えております。車検が残っているクルマであれば試乗することもありますし、エンジンを掛けてみたい方だっています。その要望に関しては応えられるようにしておきます。逆にワイパーゴムやエンジンオイルなどは、なるべく納車直前に実施した方がお客様も喜ぶのでそのままです。ただ一年もやっていると、私の技術も向上して参ります。その時は自分なりにベストの状態にしたクルマを展示しましたが、2~3ヵ月も経つと新しい技術がどんどん身に付くので「今ならこの傷消せるかなぁ…。」とか思ってしまいます。私の場合やらなきゃ気が済まないタイプなので、一時そのクルマは展示場から消えてガレージへ。外装だけでなく、ベルトが鳴いたとか、雨漏れしたとか、メーター内の警告灯が点いた時なども速攻で直しております。おかげで故障診断機も買いました(笑)「売れたら直す。」というお店もありますが、逆に売れてから修理代が幾ら掛かるのか調べるというのが私は不安でダメです。

④あんまりトラブらないうちの子たち。

当研究所の販売後のトラブル発生件数。思ったよりも少ないです。(あくまで今のところですよ!)今後でてくるかもしれないし声を大にしては言いませんが。ネットを見て遠方からの注文もありますので「このくらい仕方ない。持っていくのも遠いし。」とクレームを言わない方もいるかもしれません。遠方のお客様、何でも言ってくださいね~!売りっぱなしはイヤなんで。もちろんトラブルゼロではありません。納車前には私なりの点検整備をしてお渡ししておりますが、全て防げるとは思ってません。今までで起きたトラブルと言えば、エアコンコンプレッサー固着によるエンジン始動不能がありました。こちらは販売時にJAFと中古車保証に加入頂いていたので、JAFさんで最寄りの整備工場へ搬送し保証の修理で解決しております。それと昨年秋に販売したお客様のフォルクスワーゲンがエンジン不調と複数の警告灯点灯ということでJAFにて搬送されました。診断結果はNO1プラグコード不良による失火でした。それで警告灯が点灯したようです。部品を取り寄せ、ついでにプラグも交換して終了。警告灯は故障診断チェッカーで消しておきました。私がトラブルと思うのはこの2件です。無事解決したとは言え、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。細かいのもあります。たとえばルームランプ点けっぱなしでバッテリー上がっちゃった。凍結時に作動させたのでワイパーゴム切れちゃった。など。バッテリー上がりの方は、販売時にJAFにご入会頂いていたのでレスキューにてエンジンを始動してもらい、充電量などを測定し完了。ワイパーゴムは輸入車だったのでホームセンターなどには在庫がなく、部品を取り寄せして交換しました。このへんは大したトラブルではないですけど。しかしお客様も増えてきたので、研究所でもそろそろ代車を用意しなければ…。

⑤展示場の維持管理

写真をご覧ください。日本中古車研究所の旗揚げ前の写真です。一年通して展示場を見て参りました。この場所は裏が山、両隣が原っぱ、前が土手。緑に囲まれてます。自分の土地だけはアスファルト舗装しましたが、四方は全て国の土地です。誰も面倒見ないので、草がボーボーになります。自分でやるしかありません。最初の頃は何度も草刈りするのが面倒で、土が見えるくらいキッチリとやってました。しかしお店としてみると、草木一本生えていない地面丸出しの土地よりも少しは緑があった方が良いと思い、最近では多少残してコマメに刈ることにしました。秋になると木々たちが沢山の落ち葉を落とします。毎朝掃き掃除からはじめますが、それはそれで通る人からは活気があって見えて良いのかと。冬になると積もった雪が溶けません。裏山の木はほとんどが杉なので、冬場も葉をつけたままです。日が差しません。なので除雪機を準備しました。うちの前の歩道も同じように日陰で雪が溶けないので、ついでに除雪しております。割と人通りもあるし。すると近所の方から「いつもありがとう。」なんてお礼を言っていただけるようになりました。うれしかったです。もし日当たりが良く自然に雪が溶ける土地だったら、お互いにこんな会話は無かったと思います。手間ひま掛かる場所ですが、ここを選んで良かったと思っています。草刈機も除雪機も、ここで事業を始めてなければ触ることもなかったでしょうし、いろんな方と会話できて退屈しません。それと日が差さないのでクルマの塗装には非常に良い土地です。夏場の電気代がものすごく安く済むのも気に入ってます。

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