研究結果報告書

①クルマに対する考え方

クルマについて考え方は人それぞれです。クルマは色んな特性があり、みんな自分に合ったクルマを選びます。洋服やアクセサリーのようにデザインで選んだり、生活スタイルや趣味に合ったクルマを選んだりしてました。ただし「昔は。」ですけど。

ここ数年の「選ばれたクルマ。」を見ると、遊び心の少ないクルマが増えたように感じられます。ほとんどの「売れてるクルマ。」は燃費に重きを置いたクルマばかりです。燃料代も上がってるし、保険代も上がってるし、給料は増えないのに税金は少しずつ増えてくし。燃費の良いクルマが選ばれるのは自然な流れですね。

なので今は「自分に合ったクルマを選べる時代」では無くなっています。

統計を見ると軽自動車がトップを占めるそうです。魅力的な軽自動車も増えてますし、本当に気に入って買われた方もいらっしゃるでしょう。ですが、必ずしも「選ばれたクルマ。」という訳ではないと思います。

「買える範囲で、出来るだけ良さそうなのを選んだ。」という購入者もそれなりにいるんじゃないかと…。

実は私も好きなクルマを選んで乗れません。展示しているクルマを、その時の市場の流れで乗るようにしてます。だから「売れなかったら自分で乗っても良い。」と思えるクルマを仕入れております。

そんな環境の中で気付く事があったのでご紹介して参ります!

 

②自分好みに仕上げていく。

街で沢山見かけるクルマとは、やっぱり売れているクルマでしょう。やはり良いクルマは多くの方が受け入れる訳ですから、古今を問わず沢山走っています。気にしない方は気にしないでしょうけど、私は他人と同じ車に乗るのに抵抗があります。割と共感される方も多いと思います。なので少し手を加えたりします。前回ご紹介した「ローダウン」なんか典型です。

画像は先月まで展示していた知人のフェアレディZです。こちらはオーナーが鈑金塗装屋さんなのでフロントバンパーに特殊な塗装をしてました。光を当てると「Z」の文字が浮かび上がります。まさしく遊び心ですな。同じ黒のフェアレディZとすれ違っても相手のヘッドライトで「Z」の文字が浮かび上がり「俺のは特別なんだぜ~。」と自己満足に浸れることでしょう。

こういう楽しみ方もあるんですね。自分で塗装できる方は羨ましいです。

③音響にこだわるのもアリでしょう。

かなり昔ですがクルマの音響に凝っている方も沢山居ましたね。今は純正品でも高音質になりましたが、平成初期くらいまではチープな音響でした。CDデッキが少しずつ普及し始めた頃ですが、大抵のクルマの音源はカセットテープでした。社外品のオーディオを付けたり、アンプを付けたりスピーカー変えてみたり。まるでコンサートホールにいるような重低音と音量で、私は音響にあまり興味ありませんでしたが聴かせてもらえば「すごい!」と感じました。

画像は仕入れた78プラドから外したウーファーです。低音はそこそこ響きますが展示している商品としてどうなんだろう?と考え、外す決定をしました。キチンとついているカーナビーやETC、バックカメラなんかはあっても良いですが、配線むき出しで床にゴロっと置いてあるウーファーは無いほうがマシかと思いまして。

外したウーファーは、以前78プラドを買っていただいた若いお客様に差し上げました。ヒマな時に一緒に取付けようと思います。

④やっぱり外観は重要!(その壱)

今展示中の78プラドが入ってきたばかりの画像です。オレンジのウィンカーレンズが劣化して半透明ですね。画像では見切れてしまってますがサイドマーカーも同じく劣化して「みかん」のようです。コーナーランプに至ってはクリアなのか橙色なのか分かりません。ボディーも汚れてツヤ無し。(余談ですがオークションから来たばかりのクルマはみんな汚れてます。積載車に乗せるか自走で運ぶので当たり前ですが。これをキレイにしていくのが中古車屋の重要な仕事の一つです。)

しかしトヨタのRVは強いですね。この状態でもオークションでは高額になります。こういうクルマに乗ってれば「査定してみたらガッカリ。」ってことはないかもしれません。

⑤やっぱり外観は重要!!(その弐)

で、あーしてこーしてやっと展示できるレベルにしました!内装仕上げで4日間、外装で3日間掛けました。こういった作業も研究結果報告書にアップしようとも思うのですが、項目も多くなるし作業中断して写真を撮るというのが面倒です。ウィンカーレンズとサイドマーカー、コーナーランプをクリアに変更しました。それだけでもだいぶ印象が変わります。やっぱりクルマはカッコよく乗りたいものです。

初期の構想ではツートンカラーのゴールドの部分を上部の緑色と同色にしようと考えてましたが、お陰様で展示車が売れて展示場が閑散となってしまったので即展示する事にしました。

話しが逸れましたが、こういったレンズ類はLEDとかにしなければ意外と安価です。今乗っているクルマの印象をガラっと変える手頃なアイテムですよ!

⑥内装だって重要!

近頃仕入れたクルマをキレイにして展示するだけでなく、手を加えていくようになった研究所です。78プラドのシフトノブは樹脂部品です。なんかイマイチ残念な気が…。

そこで本革巻きシフトノブ加工キットというものを見つけました。専用の形に裁断された革を自分で縫い合わせていくキットです。割と簡単に出来ました。たぶん色んな車種用のキットもあると思うのでこれもおススメです。こうしてシートも革!(レザー調シートカバー)ステアリングも革!(ナルディ)シフトも革!と、なりました。

こういう事に時間かけてるから展示場が閑散とするんですが、性分なので治りません。

それにお客様から「これ付けたいんだけど…。」とかご要望があった時に役立ちそうだし。このまま行こうと思います。

⑦自分じゃ見れないけど

インスパイアのテールランプを社外品にしました。ノーマルだと真ん中が光りません。ただの飾りでした。

新品だと5万円くらいするので諦めようと思ってましたが、ヤフオクに中古品の出品があったので溜まっていたTポイントで落札しました。

便利な時代になったものです。

テールランプなんて自分じゃ見る機会も少ないので「気にしなくても良いような…。」という回りの意見もありましたが、見えないところに拘るのが「粋」ってヤツです。

それに不満をずっと抱えたままにするのも精神衛生上良くありません。これでスッキリして仕事に臨めます!

⑧ミニキャブバンもグレードアップ!

主に荷物の運搬に活躍中のミニキャブバン。仕入れたクルマに付いていた吊下げ式のスピーカーが余ったので取り付けてみました。音質はイマイチですが、サラウンド感は出ました。

このミニキャブバンは仕事でも使いますが、趣味の釣りなんかにも使うので天井を加工し自作のロッドホルダーを作ってます。

ストーブの灯油や備蓄用のガソリンを買いに行ったり、ゴミ出しに使ったり、犬を乗せて河原に行ったりします。しかも4WDなので雪道も安心!

仕事に必要だから買ったクルマですが、ご家庭に一台あっても良いかもしれません。すごく便利に使っております。

⑨クルマとは楽しいものです

このようにして自分好みに手を加えることで今より便利に使いやすく、カッコよくアレンジしていくのもクルマの「遊び方」ではないでしょうか。

クルマを買い替えた瞬間ってワクワクするというか、楽しい気持ちになりますよね。仕事のモチベーションが上がったり、家族にやさしくなったり、良い効能をもたらす刺激になります。

今回ご紹介したアレンジや、ちょっとしたグレードアップもそれに近い効果があります。こうした事を無駄遣いと思う方も居るかもしれませんが、私は無駄ばかりではないと考えます。

色んな事にお金が掛かる時代になりましたが、自分へのご褒美として「クルマに手を掛ける。」という選択肢も是非加えてみてください。きっとご理解いただけると思います。

私はクルマを販売する者として、こういった事に興味をもち続けます。中古車の売り手がノーマルのエコカーに乗るようになったらお終いですから。