距離が少ないので亀裂や損傷はありません。おそらく新車からのベルトでしょう。ちょっと緩い気がします。もう少し張った方がいいです。これだと雨の日軽く鳴きます。納車の時には調整いたします。
右前のブレーキを分解します。ブレーキの液漏れや引きずり、パット残量や異常摩耗なんかを見ます。ブレーキホース&パイプの状態、各ブッシュ類、ブーツ類も診ます。ハブベアリングに関しては分解せず手で回してみたりタイヤを外す前にガタを点検したりします。分解したついでに摺動部に給油したりブレーキパットの面取りをします。今回はやってません。なぜならお渡しする直前にやった方が良いから。一般的にお客様が気になるところはパットの残量じゃないでしょうか。こちらは私の測定で5.0㎜でした。走行距離の割に減りが早いような気がします。ブレーキの減りは車重や道路状況などによっての影響もありますが、乗り方によるところが大きいと思います。エンジンを点検する限り高回転で使われてきた感じではないのでブレーキを多用した運転なのかと思います。悪い事ではないです。安全運転でよろしいかと思いますが、先の状況を見て不要な加速を避ければもっとよろしいのかと。
ブレーキパットの残量測定ですが私の場合一番減っている部分で測定します。内側のパットの上と下、外側のパットの上と下。その4か所を見比べて一番減っている箇所を点検記録簿に記します。極端に内側だけが減る、あるいはその逆といった場合はブレーキキャリパーの不具合を疑います。こちらはOKの範囲です。
ドライブシャフトブーツ。異常なし。
タイロッドエンドブーツ。若干ヒビがあります。