研究結果報告書

研究報告書9・クルマを乗り換えるという事

①インスパイアに乗り換えて。

営業車をBMWミニクーパークラブマンからインスパイアと交換して一月ほど経ちました。クルマを替えるというのは、生活に大きな影響を与えてくれる事を改めて思い出しました。朝起きて庭を見ると、いつもと違うクルマがある。それに乗って仕事に行く。それに乗って帰り、次の休みには何処かに出掛ける。普段と同じ生活をしても、クルマがいつもと違うだけで運転の仕方はもちろん風景まで変わって見えます。しかも今回の場合、真逆の性質と言っても過言ではないクラブマンとインスパイア。クルマへのこだわり方は十人十色ですので、大排気量(3500㏄)セダンの良い点・悪い点をまとめてみました。

②なにげにデカイ。インスパイア!

まず運転して思ったことは「デカい。」でした。とくにミニクーパーから乗り換えたせいでもありましたが、かつてはエクストレイルにも乗っておりましたので少々デカくても驚くことはないと思ってました。幅はカタログ値では25㎜インスパイアが広いです。しかし、高さがない分もっと広く感じます。助手席のドアがとても遠い。幅もさることながら、長さもあります。全長はエクストレイルより300㎜長いです。(ちなみにクラブマンとの差は1003㎜と1メートル以上違いました。)バックカメラがついているから良いものの、どこの駐車場にいってもギリギリです。外見でのインスパイアの印象は、威圧感のないマイルドなセダンだと油断してました。実際に運転してみると大きさに驚きました。本来私は、キビキビとした実用域での加速の良さとか取り回しやすさがあるクルマが好きで、大きいクルマは苦手でした。でも乗ってみると落ち着いた雰囲気と申しましょうか、大人のクルマというかんじで余裕や安心感で包み込まれます。セダンも良いものですね。

③280馬力のエンジン。

当時のインスパイアは、国産3500㏄クラスのセダンでレギュラーガソリン仕様でありながら、唯一280馬力を叩き出して話題になったクルマです。しかし「セダンは優雅に乗るもの。」と思っている私は、V6エンジン特融の「ふぉぉぉおぉん」という静かで重く低音で上質なエンジンサウンドを奏でて巡行しております。でも「少しだけ、アクセル踏み込んでみようかな。」と思う時が誰しもあるはずです。見通しの良い直線で交通量も少なく、人通りもない道路でアクセル全開にしてみました。「くっおぉぉぉぉおおぉおぉん!」と甲高いエンジンサウンドに豹変。暴力的な加速と共に強烈な加速Gが掛かり、すぐにアクセルを戻しました。もうそれ以来アクセル全開はやってません。インスパイアは現在でも速いクルマの部類に入ると思います。「その気になれば速い。」こういうのも大排気量セダンの魅力ですね。

④燃費悪~い。(´;ω;`)

燃費はカタログ値で9.8㎞/ℓです。カタログ値でです。悪すぎます。レギュラー仕様で燃料代が安くても、燃費が悪いのでプラマイゼロです。当時のレクサスIS350が比較対象に丁度良いかと思いますが、カタログ値で10㎞/ℓです。ん?そう考えれば燃料代で少し有利かもしれません。でもクラブマンはハイオク仕様でしたが、インスパイアの1.5倍くらい経済的でした。いずれにせよ今は燃料代が高騰しているので、大排気量車は人気がありません。大排気量車に乗りたかった方はチャンスです。レクサス軍団も昨年より明らかに値下がりしております。是非ご相談ください!実はクラブマンと入れ替えたのも大排気量車の価格が下がっているため、営業車にして減価償却するためです。ところで私のインスパイア、実際の燃費は7.4㎞/ℓです…。

⑤ホイールを変えてみました!

インスパイアの純正アルミホイールは、個人的にイマイチなデザインだったので社外品に交換しました。中古品で送料込みで25,000円くらいでした。純正だとホイールが中に入りすぎているので、計測しました。フロントは17㎜・リヤは25㎜外に出しても問題ないようです。(私は自動車検査員の資格も持っています。平成11年に修得しました。)理想的なインセットを割り出し、ホイールのデザイン・色・インチ数など自分好みの物をチョイスしました。現在の法律だとタイヤはおおむね1㎝程度はみ出しても良いらしいですが、クルマ屋としてイメージ悪くなると嫌なのではみ出さないホイールにしました。その後「車高下げたい病」にかかりましたが、2週間ほどで治まりました。私は職業柄こういったドレスアップはセーブしながら行っていますが、シャコタンでツライチホイールのクルマは素直にカッコいいと思います。これも立派なクルマの楽しみ方だと思います。違法はダメですけどね。

⑥カスタマイズ機能。

クルマの取り扱い説明書。分厚いです。誰だって面倒で読みたくないと思いますが、クルマを買ったら一度ぐらい読んでも良いと思います。知っているようで知らなかった事や、そのクルマ独特の機能などの記載があり読んで損はないかと。インスパイアの取説にカスタマイズ機能なる記載がありました。カスタマイズ機能とは工場出荷状態から、様々な機能を自分の好みに合わせる機能です。一部ご紹介すると、オートライトの調節、ドアロックアンサーバックのオンオフ、ドアロック施錠解錠の設定などです。私の場合オートライトはあんまり敏感に点灯して欲しくないし、暗くなって点かないのも困るので5段階ある中の下から2番目の感度にしてます。ドアロックアンサーバックについては施錠解錠の時「ピッピッ」というブザーは鳴らなくしました。自動ドアロックは車速連動にし15km/h以上になるとロック、シフトをPレンジに入れて解錠するようにしました。

⑦LEDバルブ。

ヘッドライトはLOビームにHIDが入ってますが、それ以外はハロゲンです。フォグランプと車幅灯、ライセンスランプ(ナンバー灯)をLED化しました。今は非常にお安く入手できるアイテムですので、是非ドレスアップにご利用ください。フォグとナンバー灯は直感的にたやすく交換できますが、車幅灯は中々難しく取説を読んで、更にネットで検索して交換の参考にしました。大概の事はネットで検索すると情報がもらえます。親切な方々がご自分の経験を基に説明して下さるので、便利な世の中になったものだと思います。特に中古車は様々なメーカーのクルマを扱います。修復方法や故障探求・部品価格や故障しやすい箇所など、重要な情報を拾う事ができて大変助かっております。またネットを通じて全国各地の方へクルマを販売させて頂けるのも、当研究所の強みとなりつつあります。良き時代に生まれたものです。

⑧維持費について。

維持費はやっぱり高いと思います。輸入車などを見ると一昔前まで大きかったセダンなどは、どんどん排気量を小さくしています。ベンツやBMWが1800㏄とかです。1800㏄と3500㏄の自動車税の差額は年間で18,500円です。年間で見れば少なく感じるかもしれませんが、支払う時には精神的ダメージ大です。加えて燃料代。先ほど述べた通りクラブマンと比べ1.5倍の燃料代になっております。大抵の大排気量車はタイヤも大きいですし重量もありますから、減りも早く交換時には大きな出費になります。エンジンが大きいとエンジンオイルの容量も増えますし、何かにつけてお金が掛かります。ただ、それでも乗る価値はあると思います。こういった大排気量セダンの魅力は単にお金の話ではなく、代えがたい乗り心地とかステータスとか人によって違うでしょうけど、何らかの魅力があります。その証拠に新型クラウンは予想以上に沢山売れてますし、レクサスを街で見ない日はありません。買った人が皆お金持ちなのかと言えば、そうでもありません。(失礼しました。)そうした大排気量セダンを選ぶ方にとっては、エコカーを買うよりも「費用対効果」が高いのかもしれません。

⑨インスパイアの満足度。

「運転する楽しさ。」で言えば、レトロな雰囲気を持ち、6速MT車でキビキビと走り、実用域での加速性能で勝るクラブマンに軍配が上がります。ちかごろ台風の影響で、娘を学校へ送っていく機会が増えました。他の親御さん達も同様に自家用車に我が子を乗せて学校まで送ってきてました。そのクルマを見ると、ミニバンや軽自動車などが多いでしょうか。今の時代セダンをお使いのご家庭も少なく、セダンは私のインスパイアくらいかなと思っていたら黒いベンツのセダンが来ました。ベンツは優秀なクルマですが、個人的な意見を言わせてもらえれば子供の送迎には向かないかもしれません。自分だったら「いかにも。」的で照れるかなと。(※ベンツをディスっている訳ではありません。)そんな事を思いながらインスパイアはどうなのか考えてみると「まあ。ちょうど良いくらいかな。」と思いました。威圧感も嫌味もなく、割と上質。私のように高校生の子供をもつ世代にはピッタリかもしれません。ミニバンで来てる親御さんたちも、まだ乗れるから乗ってるだけの話であって「次もミニバン。」という方は少ないと思います。小さかった我が子も既に高校生。あと数年で親元を離れますし。このシチュエーションでクラブマンというのもアリと言えばアリかも知れませんが「ちょっと変わり者のお父さん。」と見られる危険性もあります。なので私の場合、「ステータス」として言えばインスパイアの勝ちです。中々良いクルマであります。最後に一言だけ付け加えますと、先述のベンツよりウチのインスパイアの方が排気量は上です(笑)※ディスってませんってば!

研究報告書8・ヘッドライトの磨き

①なぜ、黄ばむのか?ヘッドライト。

先日から営業車となったインスパイア。よく見るとヘッドライトが黄ばみ始めています。街中を走っていると、かなり多くのクルマに「ヘッドライト黄ばみ」現象が現れております。中には車検が通るのか疑うようなレベルのものも。原因は、紫外線・洗車傷・熱と言われております。大昔のクルマだとヘッドライトはガラス製だったのですが、現在はポリカーボネート製になっており、このような現象が起きるようになりました。ヘッドライトの黄ばみ除去は、中古車を扱う者にとって必須の技術であります。

②ポリカーボネートの特徴

なぜ、ヘッドライトはガラス製からポリカーボネート製へ変更になったかと言えば「利点」が多いからです。①透明度が高い②軽い③割れても飛び散らない④強度が高い⑤形成が容易。などがあげられます。半面デメリットとしては①傷がつきやすい②劣化しやすい。などでしょうか。どんな達人でも傷を付けずに洗車をするのは不可能です。細かい洗車傷に汚れが蓄積し、そこから紫外線、ヘッドライトの熱などによって徐々に黄ばみが発生し、放置すればまっ黄色になります。インスパイアのヘッドライトを見ても、垂直面より陽のあたりが良い水平面の方に汚れが多く見られます。

③下処理

これは下処理中の写真です。とりあえず汚れを全て削り落とします。よけい曇った感じになります。耐水ペーパーを使いますが、ここで仕上がりが決まると言っても過言ではありません。耐水ペーパーに抵抗がある方はコンパウンドでも落とせますが、恐ろしく時間が掛かるので耐水ペーパーによる下処理をお勧めします。汚れ具合に応じて、なるべく細めのペーパーで済ます方が後から楽です。深い傷を付けないように丁寧に、丁寧に汚れを削ります。削っては乾いた状態で汚れの落ち具合を確認し、何度も何度も、ペーパー目が均一になるように削っていきます。

④仕上げ

耐水ペーパーでの汚れ除去が終わったら、コンパウンドにより表面を再び平らにするべく磨きます。耐水ペーパーでの作業を丁寧に仕上げると、コンパウンドでの作業が非常に楽です。あっという間に再び透明度を取り戻していきます。ペーパー掛けが雑だと細かい線傷がいつまでも残って消えません。このあたりは何度も失敗して経験値を得ていくようになります。

⑤コーティングして完成

磨き終わってキレイになったら、最後にコーティングします。コーティングしても、やがて黄ばんでいく事は避けられませんが「やらないよりは絶対マシ。」です。丸裸のポリカーボネートをコーティングで包んであげましょう。これにより洗車傷を抑え、汚れの付着を少なくすることで透明度が持続します。これを読んで自分でやってみて「失敗しちゃった!」という方は、研究所へお越しください。お助けいたします。

研究報告書7・一年前に磨いたクルマを磨く!

①思い入れ。

全ては、このクルマから始まりました。「ミニクーパーSデザイナーズチョイス」です。何を隠そうこのミニクーパーSは、日本中古車研究所の仕入れ第一段グループなんです。個人的に欲しくて買いました。あとのクルマは全てご成約頂きましたが、このクルマだけ売れ残りました。この度オープン一周年を記念して、起業当時の磨き技術と今の技術を比べてみることにしました。もちろん当時の私なりに、納得するまでキレイにして飾ってました。見に来てくださったお客様の評判も上々。しかし当時の私の力では「これは仕方ない。」として、諦めていた部分が多少あったのも事実です。今こそ一年かけて身に付けた磨き術の集大成をこのクーパーSに試したいと思います。このクルマを見たいと多くのお客様が立ち寄って下さり、結果として販売にも結び付いております。その貢献を讃えてクーパーSをピカピカに致します!

②植物の力。

写真はルーフの拡大写真です。無数のシミが確認頂けると思います。これは木や草などから放出された「何か」がもたらしたものです。種や落ち葉、樹液などだと思います。付着しても一週間以内くらいで洗車すれば問題ありませんが、半月~一月くらい放置すると普通の洗車では落ちなくなる場合があります。白いクルマだと発見が早いのですが、黒や紺などの濃色系だとパッと見では分かりません。なのでウチでは雨が降ろうが降るまいが、汚れていようがいまいが週に一度洗車しています。夏場など車内が高温になるのを防ぐため、木の下にクルマを停めている方を見かけますが注意してください。その他黄砂や花粉、虫の死骸や鳥のフンなどでも同様の事が起きる場合がありますので、愛車のお手入れはコマメに実施しましょう!

③洗車の目的。

磨く前には洗車します。汚れを落とすためでもありますが、磨き前の洗車は塗装表面の状態を見るためでもあります。下処理をおろそかにするとポリッシャー(磨く機械)の工程でガッカリします。洗車しながら磨きの工程を考えていきます。程度のひどいモノほど強力な研磨を行い、徐々に優しい研磨作業に移行します。程度が良ければ最初から優しい研磨作業でも充分です。各工程を進めていく時に注意しなければならないのは「各工程をおろそかにしないこと。」です。最初からキレイにしようと考えず、必要な工程をキッチリ行う事が大切です。強い研磨の工程は、粗削りです。傷を目立たなくするというより「ボディ全面に傷を入れる」という作業になります。始める前よりも全体的に曇った状態になります。ここをおろそかにすると、最終工程まで行ってもおろそかなまま仕上がります。一年前までは初歩的な研磨の技術しかなかったので、クーパーSの仕上がりは「雨染みや線傷が残りつつ、無傷だった部分だけがキレイになった。」という仕上がりでした。今にして思えばですけど。当時は私も「うわー。キレイになったな~!」と納得の上で展示してました。お恥ずかしい限りです。

④傷の確認。

全体を見て、どの部分をどの作業で磨くか決めます。完全にクリア層を超えてるものは深追いしないことにしています。何度も失敗を繰り返して、そう考えるに至りました。回転工具は便利な分、一瞬のミスで決まってしまう事があります。後悔先に立たずです。写真はピンボケしてますがリヤバンパーの写真です。上面の線傷は充分消せますが角(映りこんだ自転車のタイヤ付近をご覧ください。)の部分の縦傷はムリと判断しました。あとは飛び石なんかで塗装が欠けちゃってるとこもムリです。

⑤雨の力。

濃色は雨染みが目立ちます。特にコーティング施工車は雨染みが多いです。輸入車は国産車と比べ大切にお使いになる方が多いので、コーティング施工率が高いように感じられます。クーパーSもコーティング施工車でした。とても大切に使われていたことが、こうした施工記録や点検記録簿、車内の様子などで分かります。写真はウォッシャーノズルの左側です。ピンボケしてます。屋内で黒いクルマの撮影は難しいです。ノズルの接地面にたまっている石灰?のようなものが前から気に入らなかったので、この機会にサヨナラします。ボンネット全体に雨染みがあります。これも除去して参ります。

⑥マスキング。

磨き工程でポリッシャーを使うところを想像しながら当てたくないけど当たりそうなところや、あとあと飛び散ったコンパウンドの掃除が面倒そうなところ、外した方が効率のよさそうなところを外したりマスキングテープなどで覆っていきます。今回はウォッシャーノズルとワイパーアーム、カウルトップを外しました。それとナンバー取り付け部分の土台も。この作業もおろそかにすると、ポリッシャーが一瞬で失敗に導いてくれます。

⑦磨き開始!

まだ粗削りの段階です。左フロントフェンダーからフード、フロントバンパー、右フロントフェンダーまで作業しました。写真だと分からないと思いますが最初よりも曇った感じです。ちょっとガッカリしますが、キレイにするためには必要な工程です。

⑧雨染み除去完了。

ドアパネル上部です。ここには以前、ウロコのように雨染みが沢山ありました。このミニクーパーSの車体色ですが、正式名称は「アストロブラック」と言います。磨いてみると青みが増したような感じになります。これが本来の塗色です。アストロブラック。どんな意味ですかね?

⑨鏡面仕上げ。

最終工程を終えたドアパネルです。黒いクルマだと太陽の下で見ると「オーロラマーク」と呼ばれるギラギラした磨き傷が残ります。プロの磨き屋さんなどは、オーロラマークを消す技術を持っています。この度私も研究の甲斐ありまして、オーロラマークを消す技術を習得しました。まるで鏡のように色鮮やかに映り込んでいます。私が会社員だった頃、あるベテランの営業マンがいました。その方はあまりガツガツしたタイプではなく、出世欲がなくてキッチリしたことが苦手で、どっか抜けてるようないわゆる「憎めないタイプ」の方でした。店舗の整備部門を任されていた私は、仕事を終え帰宅しようと工場を通ったら、その営業マンが売った中古車を汗だくで磨いていました。と言っても営業マンですから、それなりの洗車やワックス掛けです。しかし、Yシャツの袖をまくり、流れる汗をタオルで拭い、出来るだけキレイにしようと作業する姿は「カッコイイ。」と思いました。その時に営業マンが得意げに言ったのが「オレが売った中古車は、新車よりもキレイなんだ!(笑)」思わず「そうだね!(笑)」と返しました。今でも納車準備をする度に、この事を思い出します。

⑩一年間の集大成!

完成しました!今持っている技術を全てつぎ込んで。自分の中では最高傑作となりました。来年になればまた不満が出てくるかもしれませんが(笑)。普通これだけ在庫期間が長いクルマはオークションで売却してしまうのですが、冒頭に申し上げた通り未だに引き合いが多く「ミニが置いてあるお店」として覚えて下さっているお客様もおります。集客力が高いクルマでもある為、オークションに流すつもりはございません。おそらく売ってもまた第一世代のミニを仕入れるでしょうし。やっぱりクルマのスタイルは重要ですので、第一世代ミニに魅力を感じます。見ると引き込まれるような不思議な魅力があるクルマです。故障診断機も入手したので、輸入車の故障に対応できるという事もあり、ゆくゆくは趣味のクルマとして自分で持っても良いかと考えてます。

研究報告書6・展示車両について

①うちの展示場の秘密

研究所の展示場は、ちょっとだけ傾斜を与えております。更地だったこの土地を見た時にひらめきました。国道4号線に面したこの場所で、最大限に展示車を引き立てるには整地の段階から工夫しなくては!と、私なりに4号線を通る方々が展示車を見たときにカッコよく見える角度を計算して創りました。奥に行くほど高く盛り、道路側へ低くなるよう削り。少しクルマが前傾姿勢になるように。せっかくゼロから創ることができるのに、ただ平らにするのでは面白くありません。あとは塀の裏にクルマを数台隠しておけるようにしました。すぐに手を付けられない商品化前のクルマ・解体処分するクルマ・事故修理で預かっているクルマなど、通る方々に見せたくないクルマを保管するためです。展示場がクルマの晴れ舞台なら、こっちは舞台裏の控室でしょうか。これ中古車店には絶対必要だと思います。

②展示車両の維持管理

展示場とはクルマにとって晴れ舞台だと思ってます。しかしながら屋外ですのでクルマの外敵がたくさんいます。春は花粉や黄砂、梅雨は雨、夏は日差し(紫外線)に台風、秋は落ち葉、冬は雪。自然がもたらすものだけでもこのくらいあります。そのほか上空には鳥も飛べば虫も飛びます。鳥のフンやクモの巣にも気を付けなければなりません。それとここは4号線で交通量が多いので、走行中のクルマから出るブレーキダストなどの鉄粉も厄介。毎日の洗車はクルマにも良くないし体力的にもキツイので、週に一回程度の洗車をしております。その洗車方法にも、私なりに幾多の工夫を凝らしております。話すと長くなりますので、また別の機会にでもお付き合いください。

③常にベストの状態で!

クルマを仕入れて展示するには商品化をしなければなりません。見に来ていただいた方に対する礼儀として、出来る限りベストな状態を保たなければならないと考えております。車検が残っているクルマであれば試乗することもありますし、エンジンを掛けてみたい方だっています。その要望に関しては応えられるようにしておきます。逆にワイパーゴムやエンジンオイルなどは、なるべく納車直前に実施した方がお客様も喜ぶのでそのままです。ただ一年もやっていると、私の技術も向上して参ります。その時は自分なりにベストの状態にしたクルマを展示しましたが、2~3ヵ月も経つと新しい技術がどんどん身に付くので「今ならこの傷消せるかなぁ…。」とか思ってしまいます。私の場合やらなきゃ気が済まないタイプなので、一時そのクルマは展示場から消えてガレージへ。外装だけでなく、ベルトが鳴いたとか、雨漏れしたとか、メーター内の警告灯が点いた時なども速攻で直しております。おかげで故障診断機も買いました(笑)「売れたら直す。」というお店もありますが、逆に売れてから修理代が幾ら掛かるのか調べるというのが私は不安でダメです。

④あんまりトラブらないうちの子たち。

当研究所の販売後のトラブル発生件数。思ったよりも少ないです。(あくまで今のところですよ!)今後でてくるかもしれないし声を大にしては言いませんが。ネットを見て遠方からの注文もありますので「このくらい仕方ない。持っていくのも遠いし。」とクレームを言わない方もいるかもしれません。遠方のお客様、何でも言ってくださいね~!売りっぱなしはイヤなんで。もちろんトラブルゼロではありません。納車前には私なりの点検整備をしてお渡ししておりますが、全て防げるとは思ってません。今までで起きたトラブルと言えば、エアコンコンプレッサー固着によるエンジン始動不能がありました。こちらは販売時にJAFと中古車保証に加入頂いていたので、JAFさんで最寄りの整備工場へ搬送し保証の修理で解決しております。それと昨年秋に販売したお客様のフォルクスワーゲンがエンジン不調と複数の警告灯点灯ということでJAFにて搬送されました。診断結果はNO1プラグコード不良による失火でした。それで警告灯が点灯したようです。部品を取り寄せ、ついでにプラグも交換して終了。警告灯は故障診断チェッカーで消しておきました。私がトラブルと思うのはこの2件です。無事解決したとは言え、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。細かいのもあります。たとえばルームランプ点けっぱなしでバッテリー上がっちゃった。凍結時に作動させたのでワイパーゴム切れちゃった。など。バッテリー上がりの方は、販売時にJAFにご入会頂いていたのでレスキューにてエンジンを始動してもらい、充電量などを測定し完了。ワイパーゴムは輸入車だったのでホームセンターなどには在庫がなく、部品を取り寄せして交換しました。このへんは大したトラブルではないですけど。しかしお客様も増えてきたので、研究所でもそろそろ代車を用意しなければ…。

⑤展示場の維持管理

写真をご覧ください。日本中古車研究所の旗揚げ前の写真です。一年通して展示場を見て参りました。この場所は裏が山、両隣が原っぱ、前が土手。緑に囲まれてます。自分の土地だけはアスファルト舗装しましたが、四方は全て国の土地です。誰も面倒見ないので、草がボーボーになります。自分でやるしかありません。最初の頃は何度も草刈りするのが面倒で、土が見えるくらいキッチリとやってました。しかしお店としてみると、草木一本生えていない地面丸出しの土地よりも少しは緑があった方が良いと思い、最近では多少残してコマメに刈ることにしました。秋になると木々たちが沢山の落ち葉を落とします。毎朝掃き掃除からはじめますが、それはそれで通る人からは活気があって見えて良いのかと。冬になると積もった雪が溶けません。裏山の木はほとんどが杉なので、冬場も葉をつけたままです。日が差しません。なので除雪機を準備しました。うちの前の歩道も同じように日陰で雪が溶けないので、ついでに除雪しております。割と人通りもあるし。すると近所の方から「いつもありがとう。」なんてお礼を言っていただけるようになりました。うれしかったです。もし日当たりが良く自然に雪が溶ける土地だったら、お互いにこんな会話は無かったと思います。手間ひま掛かる場所ですが、ここを選んで良かったと思っています。草刈機も除雪機も、ここで事業を始めてなければ触ることもなかったでしょうし、いろんな方と会話できて退屈しません。それと日が差さないのでクルマの塗装には非常に良い土地です。夏場の電気代がものすごく安く済むのも気に入ってます。

研究報告書5・代行落札について

①最新の買い方!それは代行落札。

当研究所でも近頃増えてきた代行落札。ここのところ、成約の8割が代行落札によるものです。近くを通る方はご覧になっているかもしれませんが、展示場に一度も並ぶこともなく「売約済」の看板が掛けてあるクルマがあります。これらは全て代行落札でご契約いただいたクルマです。それでは代行落札の依頼方法、メリットやデメリット、上手に利用する方法や考え方をご説明させて頂きたいと思います。

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